2019-09-01から1ヶ月間の記事一覧

南史演義 巻6-8

これより先、劉裕は兵を指揮して進み戦わせたが、持っていた旗竿が突然折れ、旗が水に沈んでしまった。兵はみな色を失った。しかし劉裕は笑って言った。「かつて覆舟山(ふくしゅうざん)の戦においても旗竿が折れ、今またそうなった。この賊は必ず平らげられ…

南史演義 巻6-7

さて、徐道覆(じょどうふく)は江陵に攻めていったが、江陵の守将劉道規(りゅうどうき)は、劉裕の弟である。初め賊が都に迫ったと聞くと、その将檀道済(たんどうせい)に兵三千を率いさせて救援に向かわせた。しかし尋陽(じんよう)まで至ると、賊将荀林(じゅん…