読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

南史演義(0)

南史演義

 演義とは、中国の白話小説の一種で、歴史を題材とした小説をいいます。日本では『三国志演義』くらいしか知られていませんが、中国には四千年の歴史があるわけで、その長さに応じるように実は非常に数多くの演義が作られています。一部『封神演義』、『隋唐演義』、『楊家将演義』などの作品は日本語に翻訳され、多少知られてはいますが、まだまだ未翻訳の作品も多いわけです。

 そこでそのうちの一つである『南史演義』を紹介したいと思います。『南史演義』は清の杜綱という人物によって書かれた、中国の南北朝時代(5~6世紀)の南朝を舞台とした歴史小説です。南朝は宋・南斉・梁・陳という4つの王朝が興亡していきますが、それらの創業の君主(宋の武帝劉裕、斉の高祖蕭道成、梁の武帝蕭衍、陳の武帝陳覇先)の事績が中心に描かれています。

 ただこの『南史演義』、そのまま翻訳したのでは分かりにくいところも多いかと思うので、補足・修正しながら、次回以降、具体的に内容を紹介していきたいと思います。