2014-08-09から1日間の記事一覧

南史演義 巻2-2

その頃、東莞(とうかん)に臧俊(ぞうしゅん)という者があった。郡の功曹であり、人の相を見るのに優れていた。愛親という一人娘があり、その母叔孫氏は、月を呑む夢を見て彼女を妊娠した。容貌は端正で美しく、立ち居振る舞いもしとやかであった。臧俊は…