2014-03-28から1日間の記事一覧

南史演義 巻1-3

ところで王恭(おうきょう)は、帝の崩御を聞き、夜中に飛び起きて都にやって来て、大いに哀しんだ。そして宮殿を仰ぎ見て嘆息した。「侫臣が跋扈(ばっこ)し、国事は日に日に乱れていく。たる木はまだ新しいのに、はやくも黍離(しょり)の嘆きを感じずに…